http://www.s-woman.net/marisol/koshu/01/05.html

ズンイチ先生の初のクロスメディア連載小説「孤舟」が始まりましたそうですよ。あの年齢で連載小説やれる体力はすごいと思うけど、体力だけじゃねぇ… 

しかし「クロスメディア」ってもんがあまりに似合わないよズンイチ先生。雑誌、ネット、携帯と、単に文字が読める媒体に同じものを載せてるというだけに思えるのは、ぼくだけ?

クロスメディアとか言うなら、時間が現在で主人公の年齢がそれなら、仕事が忙しくてためといたゲームを定年後、やり込む男性だってちらほらいるだろうとか思うんですが、そういうあたりでメディアを横断したりするチャレンジはしないんですね。

この調子じゃこの小説も、そのうちズンイチ先生に都合のいい女性が出てくるお決まりの経過をたどるんじゃないかと、近年、同じようなタイプの小説ばかりなことを思ったり。それって同じような絵を画家が量産することでヴァリエーションを展開するような意図があるのかなあ。あっても作家としてのサービス精神とかチャレンジ精神に結びついてないよね。それって。

そう思うとツツイの「クロスメディア」っぷりは凄かったな、と改めて思う。思い返せば1991年とかなんだもんなあ。最近では73歳にしてラノベ作家デビューとかしてるし。といっても挿絵がいとうのいぢなだけで、ぜんぜん「ライト」じゃないんだけど、その果敢なチャレンジっぷりがやっぱり凄い。

えー、ちなみにズンイチ先生をぼろくそに言ってますが、彼の初期の作品はいいものがいくつもあると今も思ってます。とくに彼のかつての専門を活かした病院や病気ものは将来も残るんじゃないのかなあ。

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