昨日の日記に書いた本のイラストレーター、モリナガヨウをぼくが知ったのは、食玩の「ワールドタンクミュージアム」の解説書でした。
これがもうね、面白いのなんのって。本体の戦車模型よりも、だんだん解説書のほうが楽しみになってくる始末。
実際の第二次世界大戦での各戦車の逸話や兵士による使い勝手に関する愚痴、戦争モノの映画のエピソードなんかも交え、戦車模型よりもさらに精密に、海洋堂の原型師と張り合うかのような緻密な描き込みで、時にはキャラ化して描かれる戦車たち。ミリヲタ（ミリタリーヲタク、のことです）じゃなくても楽しめる戦車版ウォーリーを探せ＋戦車トリビアな世界です。
で、食玩付属の際には折りたたまれて小さかったその解説書が、この本では折り目もなくくっきりはっきりなのです。もちろん、モリナガヨウのダメ戦車に対する偏愛っぷりもくっきりはっきり。
この本を見てもらうと、ミリヲタに限らずともヲタがなぜ細部にこだわるか、がヲタじゃない人にも楽しくわかります。本屋さんでみかけたら、表紙だけでも、ぜひ！
ちなみにこの本、あまりの面白さに英訳出版されてるそうですよ。
コメント