ミュージック・フロム「拘束のドローイング9」
2006年3月3日 映画 コメント (2)アーティスト: ビョーク
作 曲: ビョーク
レーベル: ポリドール
販売元: ユニバーサル ミュージック株式会社
発売日: 2005年07月21日
メーカー品番: UICP-1062
ディスク枚数: 1枚
収録時間: 52分08秒
ビョーク自身の作曲による、マシュー・バーニーの映画『拘束のドローイング 9』のサウンドトラック・アルバム。演奏には日本人ミュージシャンも数名参加しており、そちらも話題だ。
曲目タイトル:
1. グラティテュード
2. パール
3. アンバーグリース・マーチ
4. バス
5. ハンター・ヴェセル
6. 注連縄
7. ヴェセル・注連縄
8. ストーム
9. ホログラフィック・エントリーポイント
10. シテイシャ
11. アンタークティック・リターン
おお、サントラが出ているのね。しかし、あの画面と一緒じゃないと、あの快感は再現不能かもしれない、と思わせる、音と映像が完全に絡み合った、マシュー・バーニーのアート映像『拘束のドローイング9』の最終日・最終回を見た。
捕鯨と日本文化と変身系の神話の混淆に、テクノ・ミュージックとビョークの歌声が染み込んでいる、好き嫌いのはっきり分かれそうな作品。小川未明の『赤いろうそくと人魚』や、人魚の肉を食べて不老不死になる八百比丘尼の伝説、または自身も人魚になる高橋留美子の「人魚」シリーズを思わせる部分もある。
アンデルセンの『人魚姫』の海の宮殿に、茶室があったら、あるいは浦島太郎が訪れた竜宮城での茶事は、こんなふうではなかろうかと、うっとりさせられるお道具で供される、茶婚式のシーンとは対照的に、かなり残虐なシーンやイメージの続く場面もあるが、それが最後のカタルシスへの必需品だというのは、ほんとに全部見終わらないとわからない。
ただ、魅入られてしまうと、スクリーンから一秒も目を離したくなくなる作品であることは確か。
コメント
ただし、ブログを見ると、この日記にリンクが張られています。
しかし、ブログの左バナーの新着トラックバックをクリックすると、ソマリアの日記の方に飛んでいきます。
私の記憶では、確かにこちらの日記にリンクをしたような気がしたのですが。
ソマリアのTBを削除すると、こちらのも削除されそうで、残念ですので、残させていただきますね。