僕もこんなこと書かないほうが利口だったかもしれない。

仕事やファンが減るだけで何も得しないのに韓国系であることを明らかにするのも、まったく利口なことではない。

ただ日本で公開される映画のことを褒めて金を稼いでいるほうがずっと利口だ。

しょせん映画なんてただの娯楽で、劇場を出ればみんな忘れるんだ。

『ホテル・ルワンダ』でルワンダの虐殺を撮影したカメラマンが言う。

みんなこれをテレビで見ても『ひどいわねえ』と言うだけで、また何事もなかったように食事を続けるだけさ

『ホテル・ルワンダ』を見ても「ひどいわねえ」と言うだけで、日本は関係ないと思うだけさ。

 人は決して歴史から何も学ばないのだ。

 だから、自分と自分の家族の生活だけ心配して、余計なことを書かないほうが利口かもしれない。

でも、やるんだよ。

ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
2006-03-04 「わかってもらえるさ」RCサクセション
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060304



ぜんぜん、こっちに書いてませんでした。映画を立て続けに2本、見ましたが、見よう見ようと思っている『ホテル・ルワンダ』は、まだ。今週末こそ! と、町山日記を見て決意を固め中。

書籍画像は町山さんの盟友、柳下さんの著作(ISBN:4872901584 単行本 柳下 毅一郎 WAVE出版 2003/06 ¥1,680)です。

コメント

kaichu
kaichu
2006年3月6日15:19

ホテル.ルワンダ前に見ました。外部からのヘルプがなくなって避難している人々がプールの水を枯れるまで飲んでいる姿がリアルだった。主人公の目の前で彼の子供が殺されるシーンが恐ろしいくらいあっけなくて、リアルだった。ミュニック(て日本ではそう読むのか)のもとになった70年代にパレスチナ人がイスラエル人を人質に取って立てこもり、全員が殺されたけど、(確か)オランダ政府との人質交換で犯人は皆パレスチナに釈放され、犯人たちはイスラエルが送った暗殺者から逃れるために世界中を駆け回って、ドキュメンタリーに出てきた人はただ一人の生き残りだった。それについての映画、見ないとね。

P.O.
P.O.
2006年3月6日17:23

>70年代にパレスチナ人がイスラエル人を

ん?これは『ミュンヘン』のことかな? これも見たいと思ってます。

ホテル・ルワンダは、ちょうどその後に国連と自衛隊が援助に乗り込んでる時期に、宮嶋茂樹というカメラマンがレポしていて、興味があったのです。そっちはぜんぜん感動的なレポじゃないんだけどね。

ほかに見たいのは、路線は違うけど『ナルニア国物語』と『立喰師列伝』。

ホテル・ルワンダ
http://www.hotelrwanda.jp/

『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会
http://rwanda.hp.infoseek.co.jp/

ミュンヘン
http://munich.jp/

ナルニア国物語
http://www.disney.co.jp/movies/narnia/shell_content.html

立喰師列伝
http://www.tachiguishi.com/top.html

kaichu
kaichu
2006年3月7日14:08

munichはミュニック(スピルバーグの映画ね)とこちらでは呼ぶのだけど、あれは日本語読みではミュンヘンなのか!ミュニックって音自体が全然頭に入ってなかったけど、ミュンヘンオリンピックなら音的に記憶にあるわ!邦題と原題の音の違いに時々戸惑います。

P.O.
P.O.
2006年3月8日11:05

ミュニックは英語読みで、ミュンヘンはドイツ語読みなのかな?

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